日本語教育のプロフェッショナル
大阪YWCA専門学校日本語学科の一番の特色は、講師陣の質の高さです。日本語を学ぶ人たちの多様化にともない、あらゆる学習者のニーズに対応できるプロフェッショナルな講師が必要とされています。
大阪YWCAの日本語講師は全員「大阪YWCA日本語教師会」の会員です。厳しい入会試験に合格した日本語講師だからこそ、質の高い授業をすることができるのです。教師会では日本語教育に関する知識を深め、教授能力を高めるために研修会や研究会を行い、日本語教育現場の様々な課題について各自が発表しあうなど、常に教え方のスキルアップをはかっています。
また、大学や企業、自治体等の外部機関においても、日本語教育の提供や指導にあたるなど活躍の機会は多岐にわたり、その技術と指導力は高い評価を得ています。
YWCA独自のオリジナル教材とカリキュラム
大阪YWCAの日本語の授業では、独自に開発したオリジナル教材を使用しています。
経験豊かな日本語講師が、それぞれのコースごとに学習者のニーズに合わせたカリキュラムを組み立てます。特に短期コースでは会話力を重視したカリキュラムを開発、すぐに使える実用的な日本語を習得できます。また、テキストの開発にも力を入れ、これまでに多数の書籍を出版しています。
1969年から始まる日本語教育の歴史
大阪YWCAの日本語教育は、日本の高度成長期にあたる1969年に、日本語教師の育成をするところから始まりました。
質の高い日本語教師養成講座で訓練されたプロの日本語講師が、専門知識とスキルをもって指導ができる環境が整い、1977年には帰国した中国残留邦人のための日本語教室がスタート。翌年には、仕事や結婚等で来日した一般外国人のための日本語クラス、さらに全日制の日本語学科を設置し、多様な日本語学習者が集う学びの場となりました。
2001年には、厚生労働省からの委託を受けて「近畿中国帰国者支援交流センター」を開所。日本語教育だけでなく、職業訓練や地域交流活動にも積極的に取り組んでいます。
外国にルーツを持つ子ども達の支援など、常に求められ、応えられる存在として活動を行っています。
歴史・沿革
- 1969年
- 日本語教師養成講座開講
- 1977年
- 中国帰国者のための日本語教室開始
- 1978年
- 一般外国人のための日本語教育開始
- 1985年
- 全日制の日本語コース開始
- 1987年
- 大阪YWCA専門学校に日本語学科本科設置
- 1988年
- 大阪中国帰国者自立研修センター開所(大阪府委託事業)
- 1989年
- 「大阪YWCA日本語教師会」を設立
- 日本語学科本科 日本語教育振興協会が発足し、認定校となる。
- 1994年
- 文部省(当時)補助事業「教材等研究・開発」研究協力(1995、1996、1999年)
- 2001年
- 近畿中国帰国者支援・交流センター開所(厚生労働省委託事業)
- 2006年
- 「聞いておぼえる関西(大阪)弁入門」ひつじ書房より発行(新訂板)
- 2008年
- 「くらべてわかる日本語表現文型辞典」Jリサーチ出版より発行
- 日本語教育学校支援事業(大阪府教育委員会委託事業)実施(2009、2010年)
- 2010年
- 「くらべてわかる初級日本語表現文型ドリル」Jリサーチ出版より発行
- 2011年
- 文化庁委託「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
「地域で活躍できる!日本語ボランティアになる講座」開催(2011年・2012年) - 2012年
- 「くらべてわかる中級日本語表現文型ドリル」Jリサーチ出版より発行
- 文化庁委託「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
音声教材「子育て中のおかあさん、おとうさんのための生活日本語会話」制作 - 2015年
-
「日本語能力試験N1聴解必修パターン」「同N1文法」
「同N1語彙」「同N1読解」
Jリサーチ出版より発行 - 2017年
- 日本語学科本科 法務省より「日本語教育機関の告示基準」の認定を受ける
日本語教師養成講座 文化庁より420時間以上の研修機関として届出を受理される
「日本語能力試験N2文法必修パターン」「同N2語彙」「同N2読解」「同N2聴解」
Jリサーチ出版より発行 - 2019年
- 日本語教師養成講座開講50周年・中国帰国者支援事業開始40周年・日本語教師会開設30周年記念「日本語教育セミナー」開催
- 2022年
- 「くらべてわかる日本語表現文型辞典 初級編」Jリサーチより発行